形成再建外科

専門分野

悪性腫瘍切除後の再建手術

悪性腫瘍の切除手術では、切除後の修復が必要不可欠です。組織の移植による再建が必要な場合、形成再建外科の出番となります。複数の科で治療にあたるチーム医療において、切除を行うのは乳腺外科、消化器外科、口腔外科、脳外科、皮膚科、骨軟部腫瘍科などあらゆる外科で、これらが先発エースだとすると形成再建外科はリリーフ、ストッパーの役割を担っています。

乳房再建

日本の乳房再建の歴史は駒込病院から始まりました。乳房再建には、人工物(シリコンインプラント)を使う方法と自家組織移植(腹部や背部からの皮膚と脂肪の移植)による方法がありますが、いずれも駒込病院の坂東正士先生(2005年退任)がパイオニアでした。また、乳癌手術と同時に再建を行う同時再建(一次再建)という方法も駒込病院の乳腺外科と形成再建外科の協力で始めたもので、現在の乳房再建の礎となりました。現在では、年間約150例の乳房同時再建手術を行っています。すでに他の病院で乳癌手術を受けた患者さんの再建も行っています。再建方法は患者さんそれぞれの状況(仕事、育児、介護など)やライフスタイル、乳房の形状を考慮してご提案しています。

頭頸部・顔面再建

社会生活を送る上で、顔面の変形、会話の障害、食事の制限は大きな障害となります。形成再建外科では、腫瘍の切除によるこれらの障害を可能な限り再建します。舌などの口腔内の再建では食べる機能、話す機能の障害を最小限にとどめ、上顎、下顎などの再建では顔の輪郭が変形しないように、顔面の再建では傷跡が目立たないよう再建しています。病気が治るだけでなく、より良い社会復帰を実現するのが頭頚部・顔面再建の目的です。

四肢再建

四肢の悪性腫瘍であっても、手足を切断せずに治せるよう再建を行います。骨、筋肉、皮膚を移植することで、四肢を機能的に温存することが四肢再建の目的です。

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