Komagome Column

がん・感染症センター 都立駒込病院の医師・スタッフによるコラム。

神経難病ってどんなもの?

投稿者:脳神経内科 医長 三浦 義治 1.神経難病とは 神経難病とは、脳神経系を侵し、さらに根本的治癒が難しい病気のことです。 「難病」とは従来「不治の病」という社会通念に使用される言葉ですが、その歴史について解説します。 日本で「難病」と言われ始めたのは昭和40年代で、スモン病が最初です。 スモン病とはSMON;subacute myelo-optico-neuropathyの略称であり、整腸剤 […]

造血細胞移植後長期フォローアップ専門外来(LTFU外来)とは?

執筆者:都立駒込病院 LTFU外来 当院の造血細胞移植後長期フォローアップ専門外来(LTFU:long term follow up外来)とは造血細胞移植後の患者さんに対して、血液内科女性医師と看護師(造血細胞移植学会の研修修了)で行う専門外来のことです。造血細胞移植後に無菌室から退院した患者さんにとって、日常生活を自宅でどのように過ごせばよいのか、不安でいっぱいだと思います。また、移植片対宿主病 […]

輸血と血液型の関係
~違う血液型はなぜ輸血できないのか?~

投稿者:輸血・細胞治療科 部長 奧山 美樹 皆さんは自分の血液型をご存知でしょうか? A型ですか?それともB型ですか? このいわゆる「ABO血液型」の他にも、「Rh血液型」や「MNS血液型」、「Lewis血液型」など、実はたくさんの血液型があります。しかし、ここでは一番有名で、臨床的にも重要な「ABO血液型」についてお話しします。 血液型が違うと何が違う? 血液型が違うと赤血球表面にある抗原と、血 […]

アピアランスケア
~外見の変化への対応方法~

投稿者:乳腺外科 医長 本田弥生、乳がん認定看護師 砂田由梨香・影山実子 前回の記事で、アピアランスケアの概要と重要性についてご説明しました。(→リンク:アピアランスケアの概要と必要性 ~治療中も自分らしく~) 今回はアピアランスケアチームの一員である乳がん認定看護師が、外見の変化の代表である、脱毛、爪の変化、乳房切除後の補整に関しQ&A方式で簡単にご説明をさせていただきます。 脱毛への対応 Q: […]

乳がんになっても乳房を失わない!

投稿者:形成再建外科 部長 寺尾 保信 乳房再建って知っていますか? 乳房再建は乳がん手術を受けた患者さんが乳房を取り戻すための手術です。がんを治すだけでなく自分らしく健やかにお過ごしいただくために、がんの治療の一環として保険診療で行っています。 都立駒込病院は、日本における乳房再建手術の発祥の地です。1970年代から乳がん患者さんに再建手術を行ってきました。数年前まではごく限られた病院でのみ行わ […]

アピアランスケアの概要と必要性
~治療中も自分らしく~

投稿者:乳腺外科 医長 本田弥生、乳がん認定看護師 砂田由梨香・影山実子 「アピアランスケア」ってお聞きになったことありますか?あまり馴染みのない言葉かもしれませんが、実はここ数年でとても注目されている言葉となっています。 アピアランスケアとは アピアランスケア(appearance care: appearance=外見 care=気にかける、手入れする)直訳すると「外見を気にかけ手入れする」と […]

遺伝性乳がん・卵巣がんを知る
~遺伝子から選択する薬オラパリブ~

日本では乳がんと診断される患者さんは年々増加しており、女性が罹患するがんの第一位となっています。 最近、乳がんの患者さんにオラパリブ(リムパーザ®)という新しい抗がん剤が認可されました。この薬を使用するには遺伝子検査を受けて、遺伝性乳がん卵巣がん症候群の体質があると診断を受ける必要があります。 ここでは遺伝性乳がん卵巣がん症候群について、遺伝子検査について、どのような方にオラパリブが適応となるのか […]

腹腔鏡下肝切除とは?
~施術内容とメリット・デメリットの総まとめ~

はじめに; 腹腔鏡手術は消化管領域など他領域(胆嚢摘出術、胃切除術、大腸切除術など)ではすでに一般的に普及しており、開腹手術に比べて体にやさしい低侵襲な手術として知られています。それに比べて腹腔鏡下肝切除の歴史はいまだ浅く、2010年に腹腔鏡下肝部分切除・外側区域切除術という限定した術式が保険適応となり、2016年になってからより大きな範囲の肝切除や複雑な肝切除に対して、一定の施設基準を満たす施設 […]

麻酔科のお仕事紹介
~麻酔に関するよくある質問に答えます~

投稿者:麻酔科医員 篠浦 央、霜鳥 久 手術で病気を治すのは外科医の仕事です。ただ、外科医だけでは手術はできません。手術を受けるためには、麻酔科医が必要です。あまり知られてはいませんが、安全に痛みなく手術を受け、元気に退院していくためには、麻酔科医の力が必要なのです。 麻酔科医は何をしているの? 麻酔の流れは以下のようになっています 1.術前診察 2.手術麻酔 3.術後診察 1. 術前診察って?  […]

がんと遺伝の関係
~がんが遺伝する可能性と遺伝性腫瘍について~

投稿者:遺伝子診療科 井ノ口卓彦 日本人の2人に1人が生涯、何かしらのがんを発症されると言われています。患者が多く国民病とも言われることもあるがんですが、ご家族や親戚など血縁者にがんを発症された方が多く「もしかしてうちはがん家系?」と、がんと遺伝の関係について気にされている方もいらっしゃるのではないでしょうか? ここでは 遺伝子と病気、遺伝性腫瘍についてお話しをしていきます。 病気と遺伝子 家族は […]

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