がん・感染症センター都立駒込病院

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※午後が比較的つながりやすくなっています

取組・活動

造血幹細胞移植推進拠点病院としての取組

血液疾患の診断や治療は近年著しい進歩を遂げています。今まで根治が難しいと考えられていた疾患も現在では治癒可能になりつつあります。血液内科では、同種骨髄移植、末梢血幹細胞移植および臍帯血移植などの造血幹細胞移植を多数例施行し、各種造血器疾患に対し最先端の治療を行っており、平成25年10月18日付けで、駒込病院は、全国で初めて選定される造血幹細胞移植推進拠点病院(全国で3病院)の1つになりました。

造血幹細胞移植推進拠点病院は、造血幹細胞移植に携わる医師等を育成するとともに、地域の医療従事者に対する研修及び骨髄の早期採取に向けた取組等を行うことにより、地域における造血幹細胞移植医療体制の整備を図る役割を担うことになります。当院では、今後とも、我が国でも有数の移植実績に基づく最先端の治療を提供するとともに、地域における造血幹細胞移植医療体制の整備を推進していきます。

※造血幹細胞移植推進拠点病院について(厚生労働省ホームページへリンク

血液内科メンバー写真

平成25年10月、厚生労働省から、全国で初めて選定される
造血幹細胞移植推進拠点病院に指定されました。


セミナー・研修のご案内

~厚生労働省「造血幹細胞移植医療体制整備事業」~

造血幹細胞移植推進拠点病院は、地域における移植医療体制の強化を目的として、移植に携わる医療従事者の人材育成及び造血細胞移植のコーディネート支援のためのセミナー・研修を実施しています。

(1)造血幹細胞移植セミナー(平成29年度)

平成29年度第3回造血幹細胞移植セミナーを開催します。
~厚生労働省「造血幹細胞移植医療体制整備事業」~

造血幹細胞移植推進拠点病院は、移植に携わる医療従事者の人材育成等を実施することにより、地域における移植医療体制の強化を図る役割を担っています。駒込病院は造血幹細胞移植推進拠点病院として、各種セミナーを開催しています。
今回は、千葉県において、造血幹細胞移植及び移植後のフォローアップに携わる医師(調製医師、採取責任医師)及び医療従事者を対象としたセミナーを開催いたします。関係者の皆様はこの機会にぜひご参加ください。




終了したセミナー

平成29年度開催分 平成28年度開催分 平成27年度開催分

(2)コーディネート見学研修

当院所属の移植コーディネーターが同行し、患者コーディネート、ドナーコーディネート及び関係機関との調整等を見学できます。

  • 日程: 原則第3月曜日及び火曜日(2日間)
  • 人数: 1回の研修当たり若干名
  • 参加費: 無料(交通費は、研修の参加を確認後、東京都より支給されます。)

※申込多数の場合は、日程の変更や希望日の調整をお願いする場合があります。


参加に当たっては、申込様式を担当まで提出するとともに、当日は必要書類を記載押印のうえお持ち下さい。

1.造血幹細胞移植推進拠点病院「コーディネート見学研修」のご案内 
2.申込様式 
3.旅費の支払いについて 
4.支払金口座振替依頼書兼辞退届 

駒込病院の移植の歴史

1986年に坂巻壽医長(現院長)が一例目の造血幹細胞移植を施行してから、四半世紀以上経過しています。図1に当院における造血幹細胞移植件数の推移と歩みを示しますが、1994年には骨髄バンクを介した非血縁者間の移植を開始し、2000年からは臍帯血バンクを介した移植も開始しました。2008年からは造血幹細胞移植を円滑に行うために、日本造血細胞移植学会認定の移植コーディネーター HCTC(Hematopoietic Cell Transplant Coordinator)が専従しています。2011年には大改修工事が完了し、図2に示しますように、2号館10階に個室16床(水平無菌層流装置設置)と四人部屋4室(16床)の計32床の移植病棟が稼動しています。この間、移植件数も順調に増加し、2012年は年間103件の移植を施行しました。また、2012年より専従の医師と学会認定の資格を有した看護師による移植後長期フォローアップ外来も開設しています。

図1 駒込病院における造血幹細胞移植の歩み

図1 駒込病院における造血幹細胞移植の歩み

図2 駒込病院の新移植病棟

図2 駒込病院の新移植病棟

当院は全国でも屈指の移植センターとして、様々な幹細胞移植源を用いた移植を施行していますが、なかでも骨髄バンクを介した非血縁者間移植が多いのが1つの特徴です。図3に、2000年、2006年および2012年の移植の内訳を示しますが、非血縁者間の骨髄移植の伸びが著しいのがわかります。2012年の骨髄バンクを介した移植件数は全国第一位でした。その他、臍帯血移植の件数も増加しております。また、最近ではHLA半合致移植も開始しています。

移植療法はチーム医療で成り立っていて、図4に示しますように駒込病院では1986年以来多数の職種が参加した駒込移植チームが編成されています。このチームが一丸となって、患者さんとの意思疎通を十分にはかり、先進的でかつ全人的な治療が行われるようにしています。また、移植後は様々な合併症がおこりますが、造血幹細胞移植の施行にあたっては、脳神経内科、呼吸器科、消化器科、循環器内科、皮膚腫瘍科、耳鼻咽喉科、外科等多岐に及ぶ診療科の経験豊かな専門医とのコンサルテーションが円滑に行われ、トータルケアのできる体制が確立されています。

図3 駒込病院における移植の内訳

図3 駒込病院における移植の内訳

図4 駒込移植チームの編成

図4 駒込移植チームの編成

新しい移植への取組み

移植医療は急速な進歩を遂げていて、駒込移植チームも新しい取組を行っています。例えば、倫理委員会の承認のもと、強皮症に対する自家末梢血幹細胞移植の安全性と有効性についてのパイロット研究を実施しています。また、臍帯血移植の新しい取組として、骨髄内に臍帯血を直接輸注する移植も開始しました。

一方で、移植療法には未だ未解明なことも多く、基礎的な研究も欠かせないため、当科では東大医科研や阪大との共同研究を積極的に行っています。

拠点病院として

移植、採取をさらに推進していくとともに、他病院から若手の医師を積極的に受け入れ、1年間の移植医療研修(臨床研修、論文執筆・学会発表、学会参加等)を実施し、造血幹細胞移植医療に携わる人材を育成しています。

また、造血幹細胞移植の推進のため、当院へ移植対象患者さんのご紹介が多い病院と勉強会を開催し、当院で行われている最先端の医療について、症例報告を交えながらご紹介する機会も設けております。

血液内科キャンサーボードにおける検討風景

血液内科キャンサーボードにおける検討風景

移植関係病院との勉強会

移植関係病院との勉強会

※血液内科キャンサーボード

血液内科の医師だけでなく、輸血科、神経科、薬剤科、看護科など各専門領域の医師、看護師、移植コーディネーター、臨床検査技師、心理、薬剤師や歯科衛生士など関係するセクションが一堂に会して一人のがん患者さんの治療法を包括的に議論する場のことを言います、週1回定例的に開催しています。

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